「FIREとは?実現できる?」
こんにちは!アデリーライフ株式会社の井戸です。
今回は夢の不労所得を実現するFIREについて解説していきたいと思います。
まず、FIREとは「Financial Independence Retire Early」の頭文字をとった略語であり、「FI:経済的自立、RE:早期退職」の2つの意味が合わさっています。
これによく似た言葉で早期リタイアという言葉がありますが、これはFIREとは異なるもので、具体的にはリタイアした後の生活の仕方が異なります。
早期リタイアは仕事を辞めた後、それまでの貯蓄や退職金・年金などで日々の生活をしていくことを指します。
一方、FIREでは仕事を辞めた後、投資などによる不労所得で日々の生活をすることを指し、それまでに蓄えた貯蓄を切り崩す必要がありません。
貯蓄を減らすことなく生活できるなんて、まさに夢のような生活ですよね。
FIREはアメリカ発祥のムーブメントではありますが、近年の日本でもwebやSNSの急速な普及により今までとは違った働き方の選択肢が増えたことで、会社員として定年まで働き続けることに対して、もどかしさを感じている人も多いのではないでしょうか?
そうした人達にとって会社からの早期退職を目指すFIREは1つの目標であり、魅力的に感じることでしょう。
こうした動きはミレニアル世代やZ世代を中心に人気が高まっており、若いときから資産運用をコツコツと行っていき30代半ば頃までを見据えて経済的な自立を目指しています。
では具体的にFIREを実現するためにはどうすれば良いのでしょうか?
FIREを実現するためには、まず元本となる貯蓄を用意しなければなりません。
その気になる貯蓄額は年間生活費の25倍と言われており、総務省による家計調査の消費支出から計算すると、約7500万円の貯蓄が目安となっているようです。
しかし、若いときから貯蓄を始めたとしてもこの貯蓄額を実現するのはかなり難しく、さらにその元本で年利4%の資産運用を行えなければ、日々の生活費を補うことができず、せっかく貯めた貯蓄額は減っていくことになります。
FIREを実現したいのであれば、リタイアした後の資産運用をどのように行っていくのかも学んでおく必要があります。
「FIREを目指すためには?」
先でも説明した通り、FIREを実現するには7500万円の貯蓄と年利4%以上の資産運用を実現しなければなりません。
一般的な年収の方がFIREを目指すのであれば、日々の生活の中で節約をできる限りおこない、浮いたお金を貯金ではなく投資に回すことで効率よく資産形成ができます。
例えば年間で100万円の貯金ができると仮定してみましょう。
もしあなたが毎年、銀行へ貯金をしていた場合、普通に考えれば7500万貯めるのに75年かかることになります。
しかし、この100万円を銀行へ貯金するのではなく、資産運用に毎年100万円ずつ積み重ねていき、それを年利4%で運用できた場合には、約35年で7500万円に到達することができるのです。これを「複利効果」と言います。
複利効果を活用することで40年も短くなりましたね。
このように、もしあなたが早い段階でFIREを実現したいと考えているのであれば、先に貯蓄で7500万円を貯めようとするのではなく、貯金と投資を並行していくことが大切になります。
ですが、現在の仕事をしながら資産運用を行うことはとても大変なことです。
仕事をしている会社員の方であれば、1日の8時間は労働時間になりますし、通勤時間や睡眠時間などを考慮すると、資産運用に充てられる時間は限られてくるでしょう。
そうした中で、年利4%という数字を目指さなくてはなりません。
国債や株、NISA、不動産など多種多様な投資の中で、どれを選択し運用していくのかは自分で決めなければなりません。
しかし、株のみなど1つの項目に対して全額を投資するのではなく、株と国債と不動産のように複数に分散投資を行うほうがリスク分散にもなるためお勧めです。
このためFIREを目指すのに最適な投資は、1つの商品に特化した投資を行うのではなく、様々な投資商品に分散投資を行うことが最適な投資と言えるのではないかと思います。
「資産運用のハードルが下がっている」
近年の日本では、税金がかからないNISAや、自己資金0円から始められる証券会社など、投資を始めるには今しかない!と思えるほどに誰でも簡単に投資ができる時代です。
投資に対して怖いイメージの強かった人も、実際に少額の資金から投資をすることができるため資産運用に対して興味を持つ方も多くなってきています。
不動産投資も昔は富裕層の方しかできないイメージではありましたが、10万円の元手があればサラリーマンの方でも始められる手軽い投資になりましたし、なにより低金利になったことが投資をしやすい時代になったと言えるでしょう。
「FIREを目指すのに不動産投資が最適な理由」
FIREを目指すにあたっては給与以外のところから継続的な収入が必要となります。
これは早期に退職をした後に、その後の生活費用を捻出する必要があるからです。
主な副収入としては株式の配当、不動産の家賃収入などが挙げられますが、株の配当金は会社の業績に左右されるため安定しないのが難点です。
一方で、家賃収入は入居者がいれば毎月収入として受け取ることができ、賃料も変動が少なく安定しています。空室になってしまうと家賃収入が0円となってしまいますので、その点は注意が必要です。
しかし、空室リスクを限りなく抑えることができたなら不動産という実物資産は値下がりしにくく、家賃収入も一定の額を継続的に受け取ることができますので、FIREを目指す上では有効な投資手段であると言えます。
「あなたが求める未来像とは? まとめ」
ここまでコラムをお読みいただきありがとうございます。
これを読んでいるあなたはFIREを目指したいと思っている方の1人だと思います。
しかし、FIREは一朝一夕でなれるものではなく、ましてや貯金をたくさんしたらなれるというものでもありません。
また投資をする上では、1つの商品に特化するのではなく、株、債券、不動産などのように自分なりのポートフォリオを確立することが大切です。
あなたが求める未来像はどんな未来でしょうか?
また、その思い描いた未来に向けて今、自分にできることは何がありますか?
投資をすることで、あなたが求める未来像への近道となるのであれば今一度、自分がしなくてはいけないことは何なのか?考えてみるきっかけになれば幸いです。