インカムゲインとキャピタルゲインって?

アデリーライフがお送りする
マンション投資に失敗しない為の教科書

2021.07.02

資産運用で得られるリターン

インカムゲインとキャピタルゲインという言葉を聞いたことがありますか?
これらは、どちらも資産運用で得られるリターン(利益)のことを指した専門用語です。
今回は具体的にどういったことをインカムゲイン、キャピタルゲインというのか?を具体的に解説していきます。

インカムゲインとは?

インカムゲイン(Income Gain)は、資産を保有していることで継続して得られる利益のことを指します。

例えば、株式では配当金、債券では利子、不動産投資では家賃収入がインカムゲインに当たります。
金額がごく僅かではありますが、銀行へ預けた普通預金の利子もインカムゲインと呼ぶことができます。

まさに不動産投資は、インカムゲインで継続していくことで利益を得るというビジネスモデルが多いです。
一度における収入金額は大きくありませんが、毎月決まった金額を長期にわたって継続して得ることができます。
また、家賃は価格の上下がさほどないため、比較的収入が安定しています。
これから不動産投資を考えている人にとっては、インカムゲインを目的とした投資がお勧めであるといえます。


キャピタルゲインとは?

◆ キャピタルゲイン(capital gain)とは、保有していた資産を売却することによって得られる売却益のことを指します。

株式投資がわかりやすい例です。
1株あたり1万円の株を100株購入し、株価が2倍になった時に全部売却した場合100万円で購入した株を200万円で売却したことになるため、利益は100万円です。この利益をキャピタルゲインといいます。

そのほかにも、土地、建物、債権などの有価証券、貴金属、価格が変動するものならば何でもキャピタルゲインが発生します。

不動産投資においては、物件を購入したときと売却したときの価格の差による利益です。
買ったときの物件価格より売ったときの価格が高くなれば成功、そうでなければ失敗(キャピタルロス)というわけです。


最後に

どちらの投資方法が正しい、という確固たる答えはありません。

戦後の日本においては、地価は長期間にわたって右肩上がりに上昇してきたため、キャピタルゲインを狙った投資手法で利益を得ることができました。しかし現代の日本においては、土地の下落・低迷が続いており、余程の好立地でなければ地価の上昇は期待できないため、不動産投資においてはインカムゲインでの投資がおすすめであるといえます。


長期安定型のインカムゲインであれば、仮に家賃収入が僅かなブラスないしは僅かなマイナスであっても不動産投資を行う意味があります。
不動産投資はどちらかというと「守りの投資」といわれています。
なかなか儲からないという側面もありますが、資産がなかなか減らないという特徴が魅力のひとつです。

時代の流れによって、行うべき投資手法が異なりますので、是非将来のことを考えて検討してみてください。

初めて不動産投資について考える方に向けてのコラムも過去に投稿しておりますので、
こちら初心者が投資を始めるときのポイントは?1も是非ご覧くださいね!

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