よく目にする利回りって?
最近、不動産投資の広告などで『利回り10%』などといった表示をよく見かけます。
この低金利の時代に考えられないような利回りですが・・・
不動産投資を検討している方には、疑問に思うポイントかと思います。
なにを意味しているのか見ていきましょう!
不動産投資の利回りは3種類
1.想定利回り : 満室状態を想定した収益割合
2.表面利回り : 空室状況を反映するが、費用などは含めずに計算した収益割合
3.実質利回り : 経費などかかった費用全てを含めて計算した収益割合
よくWeb広告等で見られるのは想定利回りですね。
※マンション1室投資や戸建投資では想定利回りと表面利回りは同じになります。
ちょっと難しいかもしれませんが、広告でよく見る利回りは細部なところまでは加味しておらず信用に値しないということです。
※そういう謳い文句に騙されないように注意しましょう。
もし利回りを重視するなら、実質利回りを見ることが大切です。
しかし、利回りだけで判断するのは軽率となってしまう点も要注意です。
利回りは
・物件の購入価格を安くする
・家賃を高くする
などで容易に上げることが可能なのです。
利回りが高いから良い物件だとは限りません。
あなたならどっち?
1.都心部のマンション
物件価格 : 2,000万円
家賃 : 8万円
駅徒歩 : 5分
表面利回り : 4.8%
2.郊外のマンション
物件価格 : 800万円
家賃 : 4万円
駅徒歩 : 15分
表面利回り : 6%
この場合、利回りだけを見ると2の方が良くなってしまいます。
こういう場合はどちらの物件が入居者がつきやすいか、を考えます。
最初、利回りが良くても空室が多いと利回りは低下します。
現在、郊外に住む需要は少なく、駅近の方が好まれます。
この2択となった場合は1の物件の方が将来性も踏まえて良い物件であるといえます。
不動産投資のやり方は個人次第。
郊外の安い物件を購入し、リフォームして賃貸にする投資家も存在します。
自分だけのスタイルを考えてみましょう。