投資初心者が不動産投資をする上で注意すべきこととは?
前回の記事では、「投資初心者が不動産投資を始めるときのポイント」についてお話ししました。
しかし、投資は誰もが必ず成功できるわけではありません。
うまく物件を運用できず赤字になる人も出てくるというリスクもありますので、そのような失敗をしないように不動産投資をするうえで注意すべきことをまとめます。
はじめから大きな利益を求めない
これはとても重要なことですが、不動産投資では、いきなり大きな利益が出ることはほとんどありません。
不動産投資は細く長く収益を得ていくという戦略モデルです。
短期間で大きな利益を得ようとすると、むしろ大きな損失を出す可能性があります。
急いでローンを返さなくてはならない理由はないため、賃料収入が安定しているあいだは、堅実に少しずつ利益を積み重ねるが重要です。
小さな利益でも、安定して積み上げられれば大きな資産につながります。
焦ることなく、物件の運営に集中しましょう。
楽して儲かる話には乗らない
これは不動産投資だけにいえることではありませんが、低リスクで大きな利益を得られるというような話は、僅かでも詐欺の可能性があるのです。
どうしても、広告表現やセールストークで初心者を誤解させるような人も業界には存在します。
「儲かると聞いたから…」といった理由で投資先を決めないよう、十分に検討を重ねたうえで自分の意志で決定するようにしましょう。
最後に・・・
不動産投資は、いきなり大金が転がり込むような利益にはなりませんが、運営が安定すれば少ない労力で「不労所得」を手にすることができ、人生の経済的な安定感が大きく増します。
今後の人口減少や年金制度のほころび、人生100年時代の到来等を受け、将来に不安を感じている人もいるでしょう。
ぜひ不動産投資が、新たな収入源のきっかけとなればと思います。