『ポートフォリオ理論✖️分散投資』未来へ繋ぐ資産形成術とは?

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マンション投資に失敗しない為の教科書

「ポートフォリオ理論とは」

こんにちは!アデリーライフ株式会社の井戸です。

今回は資産運用をする上において知っておくべき知識として「ポートフォリオ理論」について解説していきたいと思います。

いつの時代においても、資産を効率よく増やしていくためには投資に関する知識は必要不可欠です。

今回のコラムでは少しでも投資の知識を深めてもらう、または興味を持ってもらえるきっかけになればと思います。

 

まず、ポートフォリオ理論とは数ある投資手法の内の1つであり、異なる金融資産への投資比率を決定するために使用される理論のことを指します。

この「投資比率を考える」ということは、あなたが投資していく中において、とても重要なことになりますので覚えておきましょう。

また、異なる金融資産への投資比率を決めておくことで結果として分散投資となり、ある程度のリターンを維持しつつリスクを最小限に抑えることができます。

 

では分散投資とは一体何なのでしょうか?

分散投資を簡単に説明する例として『卵を1つのカゴに盛るな』という言葉があります。

 

 

図を見てわかるように1つのカゴに盛られている卵は、転んだりしてしまうと全て割れてしまいます。

しかし、この卵を異なる複数のカゴに分けて盛ることで、仮に1つのカゴが転んだとしても他の卵には影響が出ないと想像できるかと思います。

 

では、この卵を「金融商品」に置き換えて考えてみましょう。

例えば、同じ銘柄の株ばかりに投資をしてしまうと、その銘柄が倒産・暴落してしまった場合には全ての資産が無くなってしまうことになります。

しかし、投資する金融商品を株・債券・金・不動産のように資産を分散させて投資することで、仮に株が暴落したとしても他の金融商品も同じように暴落する確率は少なく、ダメージを最小限に抑えることができるのです。

 

これがポートフォリオ理論による分散投資を用いた投資手法になります。

リターンを維持しつつリスクを最小限に抑えるために、1952年にアメリカのマーコヴィッツ氏によって提唱されました。

 

「資産の考え方」

では次に、資産の種類について考えてみましょう。

ポートフォリオ理論では今、手元にあるお金を3つの資金に分散させることを勧めています。

 

① 流動性資金

② 収益性資金

③ 安定性資金

 

ではこれら3つの資金が何を示しているのか1つずつ見ていきましょう。

 

① 流動性資金

流動性資金とは日常生活や万が一の時(病気やケガ)に使用する資金を指します。

ここには普段、みなさんが給料から余ったお金を貯金している銀行への預金などが該当します。

 

およそ生活費の3ヶ月分が目安と考えておきましょう。

仮に、日常で使用するお金の1ヶ月の平均が10万円であれば10×3=30万円となります。

 

日本では万が一の時に備えて各種保険に入ったり、手元にお金を置いておきたいと考える方が多い傾向にありますが、それではいつまで経ってもお金持ちにはなれません。

お金を増やしたいのであれば、貯金は程々にして足が出た分については資産運用をする方が効率良く増やすことができます。

 

 

② 収益性資金

収益性資金とは投資・運用することによって高いリターンを得られる可能性がある資金を指します。

ここには株式投資・投資信託・FX・仮想通貨などが該当します。

 

もちろん運用次第によっては高いリターンを得ることは可能となりますが、その分リスクも大きくなりますので注意が必要となります。

ここには当面、使う予定がなく失敗しても生活に支障が出ない資金を使用しましょう。

 

 

③ 安定性資金

安定性資金とは高いリターンを求めるのではなく、将来のために元本を減らすことなく少しずつ確実に増やしていく資金を指します。

ここには金・プラチナ・不動産などが該当します。

収益性資金のように今すぐに資産が増えることはありませんが、長期的に運用することで将来の生活資金として蓄えていくことが可能です。

 

上記のように、みなさんも毎月の貯蓄しているお金を3つの資金に分散させてみてください。

例えば、毎月5万円の貯金をしている方であれば、①流動性資金に2万、②収益性資金に2万、③安定性資金に1万などに分けられます。

これを1年、2年、、、と繰り返し運用していくことで貯金だけでは成し得ない大きな資産を築くことができるのです。

 

しかしながら、人によっては買い物や趣味などにお金を使いたいと考える方もいるでしょう。

そうした方は、3つではなく4つの資金に分けるのもいいですし、収益性資金と安定性資金に割くお金の比率を少なくしても構いません。

とにかく継続してコツコツと積み立てていくことが大事だということです。

 

「過去と現在 時代の違い」

今の時代、銀行に貯金していても低金利のためお金はほとんど増えません。

昔であれば、リスクを背負って株などに投資しなくても銀行に貯金するだけでお金が勝手に増えていく良き時代もありましたが、私達は昔と同じような世界を生きてはいません。

 

音楽・ファッション・ゲームなども時代によって流行るものが異なります。

それと同じようにお金の運用方法も時代によって変化させなければ、今の時代の波に乗ることは不可能です。

もちろん貯蓄することが悪いわけではありませんが、貯蓄に回しているお金を少しでも投資に回して運用する方が今の時代には適しているのではないでしょうか?

 

親世代の意見や、友達の意見で左右されることも多いと思いますが、自分なりの答えを見つけることが重要です。

芯を貫いて資産運用しなければ最悪の場合、詐欺に引っかかる可能性もありますので注意しましょう。

 

「今できることをやる」

ここまでコラムをお読みいただきありがとうございます。

今回のコラムを読んで、仮に10人の人達が投資しようと心で決意しても、行動に移す方はほんの一握りだと思います。

行動に移せない理由として多いのは、『何から始めたら良いのかわからない』、『周りの意見に左右される』、『投資に対して印象が悪い、または怖い』などです。

 

しかしながら、これらの理由を跳ね除けるにはご自身で勉強するしかありません。

今の段階で投資に関する知識のない人は、まずは資産運用や投資についてご自身で勉強することから始めてみましょう。

そうして少し勉強するだけでも、あなたは周りの人よりも先の道を歩いているということを自ずと実感できるはずです。

 

ご自身で勉強せずに、セミナーなどに参加して勉強しようと考えている方は要注意です!

セミナーをお勧めしない理由についてのコラム記事は → こちらをクリック

 

 

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