「そもそもVUCAってなに?」
VUCA(ブーカ)とは『先行きが不透明で将来の予測が困難な状態』を表しており、現代を生きる私達の時代を指しています。
V:Volatility(変動性)
U:Uncertainty(不確実性)
C:Complexity(複雑性)
A:Ambiguity(曖昧性)
近年の日本では、スマホやSNSの急速な普及、決済のキャッシュレス化など、いろんな変化が目まぐるしく起こっていますよね。
スウェーデンだと既に数千人の国民が体内にマイクロチップを埋め込んだりしているのも驚愕でした。
最近でいうと新型コロナウイルスの流行、ロシアとウクライナの戦争など、誰も予想できなかった出来事が日々、世界各地で起こっています。
そうした先行きが不透明で将来の予測が全く想像できないような時代をVUCAの時代と呼ばれているのです。
では、私達はそうした未来の予測が困難な時代の中でどうやって生きていかなければいけないのか、生き抜くためには何が必要で何を学ばなければならないのか?
今回はVUCAの時代を生き抜くためのコラム記事にしたいと思っています。
今回のコラムを読むにあたって、1つだけ確かなことがあります。
「過去を作ったのは自分であり、未来を変えることができるのは自分だけ」だということです。
今の日常のままでいいと思っている方は今回のコラムを読んでも意味がありません。
しかし、少しでも今ある日常に変化を求めている方、何か行動に移したいと思っている方はこのままコラムをお読みいただければ嬉しく思います。
では次項からはVUCAの時代を生き抜くために必要なことを解説していきたいと思います。
「VUCAの時代を生き抜くために必要なこと」
みなさんはVUCAの時代を生き抜くためには何が必要だと思いますか?
まず、未来の予測が全くわからない状態で一番やってはいけないことは自分で勝手に未来を予測してしまうことにあります。
未来のことを予測して考えすぎてしまったために、自分の中で何が正しくて何をすればいいのかわからなくなってしまい、結果としてなにも行動しない状態に陥ってしまう人が多いからです。
未来を予測するのではなく、今ある確かな情報を取り入れ、日々学ぶことが重要なのです。
そうすれば自ずと行動せざるを得ない状態へと考え方をシフトすることができます。
私が思うにVUCAの時代において必要なことは、『常に学び続けること』だと思っています。
余談ですが、みなさんは哲学者である安岡正篤さんの有名な言葉をご存知でしょうか?
『人間は学び続けなければならない。学ぶことをやめたら、人間でなくなる』
人間でなくなるというのは少し大袈裟かもしれませんが、人は生きている間は学び続ける必要があるということです。
学ぶことをやめた人達を現代の言葉で置き換えると『情報弱者』(以下「情弱」。)になります。
もちろん情弱が悪いということではありませんが、情弱の人は人生において得することは一切なく、むしろ損をしてしまうことが多くなってしまうのは必然です。
例えば、あなたが友人と会話しているところを想像してみてください。
友人から「あそこのスーパーで高級肉が2,000円で売ってたよ」と言われた時に、それを安いと思うかどうかは、あなたの持っている情報や知識量に比例します。
もし、あなたがそのスーパーに普段から通っていて、且つそのお肉の相場の値段を2000円と知っていたとしたら安いとは思わないはずです。
しかし、こうした自分が持っている情報や知識量が少ない人にとっては安いと感じてしまうこともあり、不確かな情報を素直に受け入れてしまう傾向にあります。
こうした事例のように、今ある自分の中の情報や知識量で、その先の考え方や答えが変わってきてしまうことがあるため、常に最新の情報を取り入れる必要があり、学び続けなくてはならないのです。
世の中から詐欺がなくならないのも、この事例のことからも分かるでしょう。
お年寄りで時代の変化についていけず、知識が乏しくなった人達は詐欺師からすると騙しやすい格好の獲物なのです。
だからこそ人間は日々学ぶことが重要だと言えます。
もちろん学校を卒業したら勉強することをやめる人が大半だと思いますが、そうした人達の中でも1日に1つでも知識量を増やすことができたなら、あなたは周りの人達よりも一歩前を進んでいることになりますし、これから起こる世の中の変化にも柔軟に対応することが可能となっていくことでしょう。
「今の状況を把握しよう」
学ぶことを習慣することができたなら、次は自分と世の中の状況を把握してみましょう。
世の中の常識や情勢は、常に変化していくものなので毎日チェックする必要があります。
自分の状況を把握するということは、1日の時間管理、1ヶ月の家計簿などが挙げられます。
日本でいう世の中の情勢とは、政権交代が起こったら次の首相はどんな政策を打ち出すのかなどを指します。
海外情勢のことも把握できれば、それに越したことはないですが、まずは自分の国の中で何が起こっているのか?だけでも把握するようにしましょう。
そして現状や情勢を把握できたら目標を立てます。ここでは目先の目標と、将来の目標の2つを考えてみましょう。
将来の目標は20年、30年後を想像して立ててみます。
目先の目標は将来の目標に近づくための目標であれば何でも構いません。
目標に向かって何をすれば良いのかわからないという方は、大谷選手が使っていたというマンダラートを活用してみるのもお勧めです。
私も実際に使用したことがありますが意外と難しく考えさせられました。
しかし、マンダラートを活用することで、今の自分が目標に向かって何をしなければならないのかを考える良いきっかけになるはずです。
「まとめ」
ここまでコラムをお読みいただきありがとうございます。
今回のコラムではVUCAの時代を生き抜くために必要なことをお伝えさせていただきました。
実際にやることはすごくシンプルなものばかりではなかったでしょうか?
1、日々学び続ける習慣を癖づけること
2、自身の現状と世の中の情勢を把握し、目先の目標と将来の目標を立てること
初めから何か行動したいと考えてしまうと途中で挫折する方が大半ですし、知識のないまま無闇に進んでしまうと失敗する確率が高くなってしまいます。
まずはできる範囲からスタートすることが大切で、何より継続することが最も重要なことだと私は思います。
もし、あなたの将来の目標が安定した暮らしを求めているのであれば、今のうちから資産運用することも1つの選択肢です。
資産形成・資産運用について知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
あなたの日常に少しの変化を付け加えるサポートをいたします。