「今の現代を生きる私達に必要なもの」
いつの時代においても、今を生きる若者たちは迷い、悩んでいる。
あなたは現代を生き抜くために必要と感じるものは何だと思いますか?
「有名大学に進学して、大手企業に就職できれば安泰」、「希少価値の高いスキルを身につけておけば安心」
―――なんてのはもはや過去のモデル。現代において本当に求められているものは何なのか?仮に子を持つ親なのであれば子供にどういった教育をしてあげるのがベストなのか?
頭ではわかってもいても、そうした問いに対する答えは簡単には見つからない。
ChatGPTなどのAIの発達によって、これまで仕事に有用とされてきたスキルが陳腐化したり、雇用環境が激変したりする可能性もある中で、「有名大学」・「大手企業」・「希少価値の高いスキル」だけで現代社会を生き抜いていくには少々不安です。
そうした中、Z世代の若者たちは現代で生き抜くためには何が最も必要だと感じているのだろうか?
Z世代にアンケート調査した結果がこちら。
出典元:SHIBUYA109lab.
このアンケート調査から、約7割もの若者たちが現代を生き抜くためには「お金の知識」が必要であると答えています。
これからの時代において、これはZ世代に限らず日本国民全員に必要と言えるでしょう。
しかし、これほど必要性を感じながらも実際にNISAや投資信託などの金融商品について理解・経験している若者は1割程度。
「お金の知識が必要」、「投資に興味はある」など、若者の間ではSNSや友人などをきっかけに意識だけは変わりつつあるものの、結局のところ貯蓄にお金を回している若者が多いという結果でした。
なぜ日本人は貯蓄にこだわるのか?なぜ必要と感じながらも行動に移さないのか?
その理由は、ある有名な起業家の名言の中にもヒントが隠されていました。
「必要性を感じながらも行動しない理由」
そもそも日本人が貯蓄にこだわる理由と、必要性を感じながらも行動しない理由には似たような根本的な原因があります。
それは「親の教育による影響」、「投資に対する知識不足」、「昔からある悪いイメージ」の3つです。
昔からあるイメージや親からの教育によって、「投資しなくても日常の生活はできる」と思い込むようになり、それが結果として貯蓄に回したり、必要性を感じながらも行動しない理由となっているのでしょう。
以下のアンケート調査は「投資をしていない人」に回答してもらったものですが、この調査によってその原因となっているものがさらに顕著なものとなりました。
出典元:SHIBUYA109lab.
このアンケート調査からわかることは、「頭では必要とわかっていてもそれを行動に移す意欲が薄い」ということです。
もちろん、そもそもリスクが高くて投資をする気がないという人も一定数います。しかし、現代においてネットや本屋などでお金や投資の知識はいつでも得られる環境が整っているにも関わらず、知識がないから始められないというのはもはや言い訳でしかありません。
では、なぜ頭では必要と理解していても行動しない人がこんなにも大勢いるのか?
その理由はアメリカの有名な起業家であるジム・ローンの名言をみてみましょう。
―――『自分の周りにいる最も長く過ごしている親しい友人5人を平均すると自分になる』
この言葉を若いうちからピン!とくる人は少なく、年を重ねていく中で本当にその通りだなと徐々に実感します。
みなさんも一度は「本当に親しく付き合っていく人はよく考えた方がいい」と言われたことはありませんか?
そうやって誰かがアドバイスしてくれるのも、これが理由の一つとなっているからです。
想像してみてください。
例えば、5人全員の友人がお金や投資を勉強して、実際に行動・経験しているのであれば自分も気になって話を聞いてみたり、調べてみようかなと行動すると思いませんか?
それでも自分は行動しない!という方は、そもそも投資をする気がない人でしょう。
このように頭ではわかっていても行動に移せない原因には、あなたが置いている周りの環境からも少なからず影響を受けているからなんです。
もしあなたが、投資を始めてみたい!年収1,000万以上稼ぎたい!と強く思うのであれば、そうした人達との交流を積極的に深めていく方が、実現させるためには有効的であると言えます。
それが難しい場合には、あなたが1人目として実際に行動へ移していくことで周りの友人達さえも一緒に巻き込んで成長していくのもいいでしょう。
「今すぐにでも対策を練ろう」
もしあなたが現時点で何の対策もしていないのであれば早急に対策を練ることをオススメします。
20代の人であれば、まだ時間はありますので積立NISAやiDecoなどでコツコツと資産形成することが一番リスクも少なく、且つ安定した資産を築くことができます。
30代や40代以降の人になってくるとコツコツと資産形成しているようでは間に合わない可能性もあります。
そうした人たちは多少のリスクを背負う覚悟で資産形成に臨む必要があるでしょう。
時間を無駄にしてしまわないように、これからは有意義な時間の使い方をするように心がけてみるだけで変わることもあります。
いつまでも他人のせいにして行動しない人にだけはならないようにしてくださいね。
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