こんにちは!アデリーライフ株式会社の井戸です。
今回のコラムは医療従事者向けの資産運用に特化した内容になっていますが、一般のサラリーマンの方でも実践できる投資も多数記載してありますので是非、参考にしてみてくださいね。
では本題の、医療従事者にとって最適な資産運用とは何なのか?どんな投資方法が向いているのか?
実際に私が医療従事者として勤務しながら実践していた投資内容も交えてお伝えしていきたいと思います。
まずはじめに、私が医療者の方々に対して『資産運用した方がいい!』と強く思う理由について解説していきましょう。
「医療従事者は資産運用をすべき!その理由は?」
日々、目の前の患者様に対して最善の医療を提供している医療職の方々。
医療の知識に関しては他の人よりズバ抜けてある一方で、資産運用の知識についてはほとんど知らないということをよく耳にします。
所得が潤沢であるからこそ、資産運用しなくてもいいと考えている方も少なからずいらっしゃるのかもしれません。
しかし、この考えとは全く逆で所得が潤沢であるからこそ資産運用はするべきです。
なぜなら資産運用にはお金を増やすだけでなく、国に払うべき税金を少なくする効果もあるからです。
日本は累進課税なので所得が潤沢になればなるほど国に多くの税金を支払わなければならず、貯金をしていたとしても円安や物価上昇によって生活費が重くのしかかり苦しいものになります。
貯金だけに頼っている人は、生活費が増えたり、消費税が上がったりと突発的な事態に対応できなくなってしまいます。
資産運用による税金対策や、複数の節約法を長期的に継続させることができれば、結果として大きな資産を築くことができます。
医療従事者にとって資産運用とは、今の生活をより豊かにし突発的な事態に備えておくための自己防衛にもなり得るのです。
「医療従事者におすすめの資産運用」
では医療従事者にとって効率的な資産運用とは一体何なのでしょうか?
所得がそれなりにある医療従事者にとって、高いリスクを背負ってまで資産運用をする必要はなく低リスクで自己防衛となるものがおすすめです。
私の経験を踏まえておすすめしたい投資は以下の通りです。
・株式投資
・積立NISA
・個人型確定拠出年金(iDeCo)
・マンション投資
主にこの4つが挙げられます。
それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
【株式投資】
株式投資とは、会社の株式に資金を投資して株主となることです。
株主となることで経営参加への権利、配当金を受け取る権利などが得られます。
・メリット
株式投資のメリットは「株価の値上がり益」、「配当金」、「株主優待」の3つ。
一番のメリットとしては、買った株式の株価が上昇することで得られる値上がり益(キャピタルゲイン)になります。
配当金と株主優待は、保有株数に応じて受け取ることができますが、おまけみたいな楽しみの1つと捉えておきましょう。
・デメリット
株式投資のデメリットは「株価の暴落」、「相場状況によっては売買できない」、「為替差損が生じる」の3つ。
一番のデメリットとしては、やはり株価が暴落した時に資産が0またはマイナスとなってしまうことです。
株式投資はリスクが大きい分、リターンを大きく得られることもある投資です。
リスクを背負ってでも大きな利益を得たい方には、おすすめの投資と言えますが、忙しい医療従事者には安定している株式を買って、配当金や優待券を受け取ることを優先したほうが良いです。
【積立NISA】
NISAには「一般NISA」と「積立NISA」の2種類がありますが、医療従事者におすすめなのは「積立NISA」です。
その理由は、緊急や呼び出しが多い医療従事者にとって常にチャートを見ることが不可能に近いからです。
・メリット
積立NISAのメリットは運用益が非課税であることに加え、少額からの投資ができる点にあります。
また積立NISAであれば、あらかじめ設定した間隔で自動的に指定した金額分を買い付けしてくれる為、買うタイミングを考える必要がないのもメリットです。
・デメリット
積立NISAは一般NISAと比べ、選べる金融商品が限定されているため、個別株式やREITなどへの投資を考えている方には不向きとなります。
また損をしてしまった時に税制上の恩恵(損益通算・繰越控除)が受けられないことも覚えておきましょう。
積立NISAは短期間で大きな利益を得ることはできませんが、長期的な運用によって資産を何倍にも増やすことが可能な投資です。
最初に簡単な設定だけ行えば、後は自動的に積み立ててくれるため、忙しい医療従事者にも無理なく資産運用できる投資と言えます。
【個人型確定拠出年金(iDeCo)】
iDeCoとは毎月掛金を積み立てて金融商品を運用し、将来の老後資金を自分で積み立てていきましょうという制度です。
・メリット
先のNISAと同じように運用益が非課税であること、少額から投資できることに加え、iDeCoで支払った毎月の掛金の全額が所得控除の対象となります。
また、「元本確保型」を選択することで元本割れのリスクを防げる点も魅力の一つです。
・デメリット
iDeCoは原則60歳までお金を引き出すことができません。
急にまとまったお金が必要になったとしても頼ることはできませんので注意が必要となります。
NISAとiDeCoは、ほとんど同じですが細かいところに多少の違いがあります。
深く考えすぎも良くありませんので、60歳前までに資金が必要な人は『NISA』、60歳以降に老後資金として必要な人は『iDeCo』くらいに思っておけば良いでしょう。
どちらも低リスクで資産運用できますので検討してみてくださいね。
【ワンルームマンション投資】
ワンルームマンション投資とは、『自身が所有したマンション1部屋を他人に貸すことで家賃収入を得る』投資のことを言います。
ローンを返済した後は、家賃を不労収入として受け取る事が可能なため、老後の私的年金代わりにと始められる方が増えています。
・メリット
株式投資やFXなどと比べると低リスク、且つそこそこの収益も見込めるミドルリスク・ミドルリターンといった投資です。
不動産は実物資産であるため、金やプラチナと同じように変動の少ない安定資産になります。
またマンション投資するのに多額の自己資金は必要なく、管理会社に委託すれば運営の手間もかかりませんので、忙しい医療従事者の資産運用に向いています。
その他、「節税対策」、「死亡保険代わり」、「相続税対策」、「インフレ対策」などがマンション投資のメリットになります。
・デメリット
賃貸の運営がうまくいかない場合は収益化が見込めない可能性があります。
その他、マンション劣化に伴う修繕費用や、金利の上昇によってキャッシュフローが悪化してしまうこともあるため綿密な資金計画を立てることが大切です。
マンション投資は、『優良な物件+信頼できる管理会社』この2つが揃っていれば間違いなく大きな資産を築くことができます。
しかし、どちらかを妥協してしまうと失敗する可能性が高くなりますので要注意となります。
もし投資される場合は、しっかりとしたその道のプロに相談しましょう。
「まとめ」
いかがでしたでしょうか?
今回のコラムでは医療従事者に特化した資産運用を4つご紹介しました。
忙しい医療従事者にとって手間のかからない資産運用は最適な投資と言えます。
ご紹介した中で私が実践しているものは、積立NISAと不動産投資の2つです。
理由は常にチャートを見ることが難しかった私には手間をかけずに資産運用できる点が良いと思ったからです。
iDeCoは手間はかからないものの60歳まで引き出せないため使っていませんでした。
その他、資産運用には様々な方法がありますが、自分が何を目標としているのかによって実施すべき投資方法は変わります。
それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、自分に合った資産運用を選ぶようにしましょう。
資産運用は一人でするのではなく、プロに相談して共に歩んでいくことが成功への秘訣になります。
一人で悩まずに、専門知識を持った私たちと共に成功の道へと歩んでください。