【2022年度版】 入居者からみる賃貸物件に欠かせない設備は?

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マンションのオーナーが一番気になることと言えば、やはり空室リスクではないでしょうか?

空室が起きてしまった時に、なるべく期間を短くするためには退去が出てもすぐに入居が決まるような物件を購入することが重要になります。

 

しかし、すぐに入居者が付く物件とはどんな物件なのでしょうか?

ここではどのような物件が今の入居者ニーズに合っているのかをご紹介していきます。

 

「入居者によるニーズの違い」

物件に住んでもらうためには、まず実際に住む人のニーズを知る必要があります。

入居者のニーズを知ると言っても「単身者」or「ファミリー」でも異なりますし、もちろん「年齢」、「性別」などによっても異なります。

そのため、オーナーが必要だろうと感じていたものが、実はそこまで優先度が高くなかったり、逆に不要に感じていたものが必要になっていることもあります。

そのようなズレを少しでもなくすために、ここではどのような物件が比較的、入居者から選ばれているのかを見ていきましょう。

 

「入居者ニーズランキング 単身者とファミリー層で見比べてみる」

先でも説明したように、一括りに入居者と言ってもその層は様々です。

ここでは単身者とファミリー層で、どのような違いがあるのかを比較してみましょう。

 

【単身者】ニーズランキング

1位 インターネット無料

2位 バス、トイレ別

3位 宅配ボックス

4位 24時間利用可能ゴミ置き場

5位 独立洗面化粧台

 

【ファミリー層】ニーズランキング

1位 インターネット無料

2位 バス、トイレ別

3位 システムキッチン

4位 エアコン付き

5位 24時間利用可能ゴミ置き場

 

実際に単身者とファミリー層を比べてみると、それほど大きな違いは見られません。

新型コロナウイルスの影響で在宅ワークやお家時間が増えたことから、近年ではインターネット無料の条件を重要視する人が増えているようです。

在宅ワークをする単身者にとってインターネット無料は欠かせない条件になっていますね。

 

ファミリー層の場合でも学生が自宅でオンライン授業を受けることも珍しくなく需要は大きくなっています。

また、ネットショッピングが増えた主婦層からも「インターネット無料は必ず欲しい設備」という声が多くありました。

インターネット無料は通信費が一切掛からないため、生活費を抑えたい方にとっては大きなポイントになります。

 

単身者とファミリー層での大きな違いは、3位の「宅配ボックス」と「システムキッチン」です。

宅配ボックスは、不在時でも荷物を受け取ることができるため、仕事などで家を留守にする単身者にとっては必要不可欠のようです。

また、宅配BOXに預けてもらうことで再配達の依頼が不要になるため配達時間を気にする必要がないことも大きなポイントです。

ネットショッピングを利用するシーンが増加していることもあり、単身者側での宅配ボックスの需要は高まりつつあります。

 

続いてファミリー層に人気となっている「システムキッチン」。

ほぼ毎日、料理をする主婦にとってシステムキッチンは欠かせない設備です。

そのメリットは掃除のしやすさだけでなく、機能が豊富で収納が充実していることから人気となっています。

新型コロナウイルスの影響で外食するファミリーが減り、自宅での食事が増えてきているため、機能性の優れているシステムキッチンの評判が高まっているのです。

また単身者でもコンロは2口以上を条件に入れる人(特に女性)が増えてきているため、今のニーズに合わせるのであればコンロは必ず2口のものにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか?

単身者とファミリー層で比較しただけでも入居者によってニーズは異なるということがわかりました。

全ての入居者ニーズに合わせようとするのではなく、ターゲットとなる層を定めた上で、その層にニーズのある物件にすることが大切になります。

 

「家賃を下げずに空室を短くする対策」

オーナー側からするとできるだけ家賃を下げたくないと思い、入居者側からすると少しでも家賃を抑えたいと思うでしょう。

しかしながら一方的な意見に左右されてしまうと賃貸経営は上手くいかないのも事実です。

なので、できる限りお互いが納得するような家賃設定にすることが一番望ましいと言えます。

 

家賃を下げたくないという一方的な主張は入居者が付かない可能性もあるためキャッシュフローに影響を及ぼします。

リノベーション等を行うことで家賃を上げることもでき、且つその時期の流行りを取り入れられるメリットはありますが、手出し+工事期間が必要となるため入居者を付けることができなくなり、家賃収入もその期間は無くなってしまいます。

 

そのため、ここでは家賃を下げることなく少しでも空室期間を短くする方法をお伝えしたいと思います。

 

一番の方法としては入居者の決め手となる設備が少しでも揃っている物件を購入することです!

初めから設備が備わっていれば、後から追加する手間や費用、期間が不要になります。

入居者が求める条件は先でも述べたように、単身者でもファミリータイプでもある程度似通っています。

まずは、求められる最低限の設備が揃っている物件を選ぶことが重要です。

 

仮にもし、あなたが幅広いターゲット層に入居してもらいたいと思うのであれば、単身の女性が入居者してくれるような物件を選ぶべきです。

その理由として、女性が求める条件は男性が求める条件よりも細かいものになっているからです。

女性に向けた条件を揃えることで女性の単身者を取りこぼすことなく、そして男性も入居してくれる物件になります。

女性が求める条件は、「バス・トイレ別」、「独立洗面所」、「オートロック」、「マンションだと3階以上」などの防犯面がしっかりしている物件が当てはまります。

 

しかし、入居者に人気の条件を揃えている物件であっても入居者が集まらない地域に物件を持っていては、退去者が出たときにすぐに入居者を見つけることは難しくなります。

そのため、ある程度人が集まりやすい場所に物件を持つ必要があります。

人が集まりやすい場所は、会社や大学が多く人口の流動性が高い東京・大阪などの大都市圏のことを指します。

このような地域に好条件の物件があれば、入居者もすぐにつき空室期間も比較的短くなるので参考にしてみてください。

 

「まとめ」

マンションのオーナーにとって空室というのは一番のリスクです。

ここまで説明したように、入居者のニーズに応えることも重要ですが、まずは少しでも空室期間を短くするためには初めの「物件選び」が何より重要になります。

 

私たちがご紹介する物件の多くは関西の大都市圏がメインになっています。

入居率や収益性でご不安、ご不明点などありましたらいつでもご相談ください。

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