こんにちは!アデリーライフの堀之内です。
本日は、一時期ネットを賑わせた『水素自動車』について深掘りしてみようと思います。
みなさん、2014年にTOYOTAから水素自動車『MIRAI』が発売され環境問題改善への注目が集まったニュースを覚えていますでしょうか。そういえば、そんなニュースあったな。と、思われた方は多いのではないでしょうか。実は、さらなる進化を求めて研究が進んでいるのです。そのような水素自動車についてお話していきます。
水素自動車ってなに?
水素自動車は、水素を使ってエネルギーを発生させ車を動かします。
従来のガソリン車と比べて環境に良いことが評価されています。
ガソリン車は環境に悪いの?
自動車を動かすには燃料が必要です。ガソリンはエネルギーを発生させる時に窒素化合物や二酸化炭素を生み出してしまいます。
2030年からガソリン車が禁止になる!?
地球温暖化防止を目的として、ガソリンを燃料とする自動車の新車販売を2030年代に禁止されることになりました。
現在、大半以上がガソリン車が使われているためガソリン車販売終了後の2030年代どのような変化が現れるのか楽しみですね。
では、電気自動車は普及しているのになぜ水素自動車はなかなか普及しないのでしょうか。
電気自動車と水素自動車を比較してみましょう。
水素自動車のメリット
・二酸化炭素を排出しないため環境に優しい。
水素はエネルギーを発生させる際に、水素と酸素が化合され水を発生させますが二酸化炭素は発生させないためとても環境に良いとされています。
・資源が枯渇する心配がない。
水素は地球上の元素の中で最も多い元素です。
そのため枯渇する心配がないとされています。
電気自動車のメリット
・二酸化炭素を排出しない。
・エネルギーコストが安い。
電気自動車は全て電気で走るため、電気代しかかかりません。同じ距離を走行した場合、ガソリン代より安くなる可能性が高いです。
水素自動車のデメリット
・車両価格が高い。
燃料電池の製造コストが高いため車両価格が高くなってしまいます。
今は、需要量が少ないため供給量も少ないですがこれから普及すると需要量も多くなるため少しずつ安くなって行くのではないかと考えます。
・水素ステーションが少ない。
水素を充填できるスポットは日本に約160箇所ととても少ない現状です。
これだけ少ないと水素が減ってしまった時に水素ステーションが近くになくて困ってしまいます。
水素ステーションが増えない限り水素自動車の普及しないでしょう。水素ステーションが電気自動車のチャージスポットくらい箇所が増えれば水素自動車も普及してくるのでは無いかと思います。
電気自動車のデメリット
・走行可能距離が短い
一般的に電気自動車の走行可能距離は約200km
とされています。ガソリン車と比べると3分の1程度となってしまうため、計画的に充電をする必要があります。
・充電時間が長い
ガソリン車や水素自動車は数分で給油、充填できますが電気自動車は平均で約10時間、急速充電で約30分が目安といわれています。走行中に充電が必要となってしまった場合とても困ってしまいます。そうならないために、定期的に充電を怠らないことが大切ですね。しかし、最近では家に充電スポットを設置できるようになったので負担が軽減されましたね。
以上、水素自動車と電気自動車のメリット・デメリットを比較してみましたがいかがでしょうか。
大きな違いはないことに気づいていただけたでしょうか。
現時点の水素自動車の大きな欠点は水素を重鎮するためのスポットが少なすぎることです。
水素ステーションがなければもちろん車を動かすことも出来ませんし、運転していて水素が少なくなってきた時に近くに水素ステーションがなければ大変困ってしまいます。
水素ステーションが沢山増えればもっと普及してくるかもしれませんね。
これからの時代は水素自動車が激アツ!?
皆さんガソリンを給油する際、ガソリン代を確認しますよね。
「20年前は100円くらいだっのに。今となっては170円?え?180円?」
そう思われてる方多いのではないでしょうか。
近年ガソリン代の高騰でなかなか痛い思いをされたとおもいます。
ガソリンの高騰の主な要因は原油生産量と需要量のバランスの悪さにあります。ガソリンの元となる石油はあと50年ほどで無くなってしまうと考えられています。
石油がなくなってしまったらどうなってしまうのでしょうか。色々なものに石油は使われているためオイルショックと言われる大きな問題につながってしまいます。
それに比べ水素は上記で説明したように、枯渇する心配が無いため安心して利用することが出来ます。
今現在の水素は1kg 1,200円で販売されています。今後はさらに水素の販売価格は下がると予想されており、220円まで下がるとされています。
TOYOTA「MIRAI」は5.6kg水素を補給できるため、今は6,700円程とガソリン代と同じくらいですが、将来的には約1,200円で満タンに補給できるとされています。
TOYOTA「MIRAI」は燃費もいいため1,200円で約700km走行可能です。とても魅力的なのでは無いでしょうか。
今現時点では、水素ステーションの数が少なかったり、車両価格が高かったりとなかなか普及できていない状況です。ですが、水素ステーションが増え、水素の単価が安くなると少しずつ普及していき需要が増え、車両価格も落ち着いて来るのではないでしょうか。
現在、水素エンジンのトラックに力を入れているメーカーがいます。排気量も多く長距離移動のトラックにはとても良い改革なのではないかと思います。
これまで脚光を浴びてこなかった水素自動車は、見えないところで成長、進化を遂げています。
このように、時代の流れはどんどんと変わっていきます。
早いうちに情報を仕入れ、早いうちに行動をしておく。これが普段の生活でも大切になってくるのでは無いでしょうか。
今の自分の生活の中で、何か早めに行動していた方が良いことがあるのでは無いでしょうか。
もう一度考え直してみるいい機会になれば良いと私は思います。